あなたの身体をむしばむ糖尿病の恐怖!

“糖尿病はあなたの知らない間に進行している”
現在、最も恐れられている病気と言えば、ガンを第一にあげる人が最も多いと考えられます。その理由として、ガンが日本人死亡原因の第一位であり、さらにガンになる原因や予防法がほとんどわかっていないこと、非常に苦痛を伴い、治す手段が限定されていることなどがあります。
ところが、近年「ガンは治しやすくなってきた」、と医療関係者の多くが断言しています。それは、国立ガンセンター中央病院によって発表されているガンの治癒率(治療後、5年間再発しないケース)が年々上昇しているといった数字にあります。また、かつて上位を占めていた胃ガン・子宮ガンが減って肺ガンや大腸ガンが増加しており、このことは生活環境などを改善することでガンの発生が抑えられるには違いありませんが、現在、病気になる可能性、またその疾患のただならぬ性質から見て、ガンに勝るとも劣らない問題を抱えている病気があります。

それは、新しい「国民病」と指摘されている『糖尿病』です。
ここにきて、糖尿病が深刻な問題として取り上げられる大きな理由として、  

  • 患者数が多い。
  • 治しにくい。(治療の長期化)
  • 深刻な余病を併発する。(糖尿病性合併症)  などがあげられます。
そして、何よりもその患者と予備軍を合計すると、その数が全国民の10%を超える1,370万人と推定されているところに、決して無視できない危険性が潜んでいると考えられます。

糖尿病患者の内、膵臓そのものの異常によってインスリンがつくられなくなる「I型糖尿病」は全体の5%足らずで、残る大部分は肥満(摂取カロリーの過剰)や運動不足など生活習慣に起因して起きる「II型糖尿病」であり、日本人の10人に1人がその危険地帯の近くにいる「糖尿病予備軍」であると言われています。

しかし、糖尿病に関してはまだまだ認識も甘く、比較的無関心派が多いのが現状ですが、併発した腎症が原因で生涯人工透析を受けることになったり、網膜症による失明、壊疸(えそ)、手足の感覚麻痺などの神経障害、心筋梗塞や脳卒中の原因になる動脈硬化を招くなど、じわじわと肉体をむしばんで行くところに糖尿病の底知れぬ恐ろしさがあります。

そして、糖尿病もガンと同じく単に個人的なダメージにとどまらず、治しにくいことと治療が長期間にわたることから、家庭生活の破綻、生活保障、医療費負担など、社会的問題という一面を持っているのです。

参考資料 糖尿病ゼロ革命より

糖尿病とは?

ごはん・パン・うどん等(デンプン質の食物)を食べると、消化酵素によってデンプンは糖(グルコース)に変えられ血液に吸収されます。  そのとき糖は膵臓から出される「インスリン」によって体中の細胞の中に運び込まれます。細胞の中に入った糖は、肺から取り込まれた酵素によってゆるやかに燃焼し、体温や活動エネルギーが発生する仕組みになっています。  こうして私たちは生きていられるのです。しかし、この「インスリン」が不足すると、血液中の糖分(血糖)が細胞内に運び込まれずに余った状態になります。この状態を「血糖値が高い」といい、『糖尿病』と言っているのです。

下記の数値がその判断基準とされています。

  • 正常値 空腹時において 70mg/dl〜110mg/dl
  • 境界型 空腹時において 110mg/dl〜140mg/dl
  • 糖尿病 空腹時において 140mg/dl以上

    ※70mg/dlというのは、血液100ccの中に、糖が0.07g入っている状態をいいます。

慢性的な高血糖が引き起こす、恐ろしい糖尿病性合併症

  • 動脈硬化(脳卒中・高血圧・高脂血症・心筋梗塞)
  • 腎症(尿毒症・痛風)
  • 神経障害(足部壊疽・めまい・発汗異常)
  • 皮膚感染症・網膜症・白内障 etc

    こんな症状を感じたら糖尿病の兆候

  • のどが乾き、よく水を飲む
  • 異常に汗をかく
  • 夜中に頻繁にトイレに行く
  • 残尿感がある
  • 尿に甘い臭気がある
  • 体がだるい
  • やる気・意欲が湧かない
  • 目覚めが悪い
  • 手足がしびれる
  • 目がかすむ etc