糖尿病患者の内、膵臓そのものの異常によってインスリンがつくられなくなる「I型糖尿病」は全体の5%足らずで、残る大部分は肥満(摂取カロリーの過剰)や運動不足など生活習慣に起因して起きる「II型糖尿病」であり、日本人の10人に1人がその危険地帯の近くにいる「糖尿病予備軍」であると言われています。
しかし、糖尿病に関してはまだまだ認識も甘く、比較的無関心派が多いのが現状ですが、併発した腎症が原因で生涯人工透析を受けることになったり、網膜症による失明、壊疸(えそ)、手足の感覚麻痺などの神経障害、心筋梗塞や脳卒中の原因になる動脈硬化を招くなど、じわじわと肉体をむしばんで行くところに糖尿病の底知れぬ恐ろしさがあります。
そして、糖尿病もガンと同じく単に個人的なダメージにとどまらず、治しにくいことと治療が長期間にわたることから、家庭生活の破綻、生活保障、医療費負担など、社会的問題という一面を持っているのです。